動脈硬化の原因は血液中の悪玉(LDL)コレステロールが血管壁に沈着する事で起こります。
生活習慣病である高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙や加齢が影響しています。

ARTERIOSCLEROSIS
動脈硬化とは、酸素や栄養を運んだりする動脈が硬くなる状態です。
健康的な動脈は、伸縮性と弾力性に富んでおり、心臓から勢いよく送られてくる血液を受け止めることができます。
しかし動脈硬化を起こすと、血管へのダメージが大きくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。
そのため、発症を予防し進行させないことが大切です。
動脈硬化の原因は血液中の悪玉(LDL)コレステロールが血管壁に沈着する事で起こります。
生活習慣病である高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙や加齢が影響しています。
日本人の2人に1人が生活習慣病で亡くなっています。
その中でも上位の死因である「がん・心疾患・脳血管疾患」を三大疾病と言います。
動脈の内膜に粥状のコレステロールが固まり、血液の通りが狭くなる動脈硬化です。
コレステロールの塊が大きくなると表面の膜が薄く破れて血栓を作り、血液の流れを鬱滞させてしまいます。
大動脈に発生しやすく狭心症や心筋梗塞、脳梗塞の原因となります。
主に糖尿病が原因で、腎臓・目の網膜・手足の微細な動脈などの細い血管が痛む動脈硬化です。
腎機能障害や網膜症、手足のしびれ症状に繋がります。
動脈の中膜にカルシウムが沈着し石灰化ができる動脈硬化です。
大動脈・下肢・頸部の動脈に起こりやすくなっています。
加齢が原因ですが、カルシウムの代謝異常があると進行しやすいのが特徴です。
動脈硬化疾患は初期症状がほとんどありません。
健康診断でも発見に至る事が少なく自覚症状が出現し始めた際に放置しない事が非常に重要です。
放置しておくとそのまま脳卒中(脳梗塞・脳出血)・心筋梗塞・大動脈瘤などの生命の危険がある疾患に繋がります。
動脈硬化は自覚症状がなく、すぐに生活に支障が出るわけではないため軽視されがちです。
しかし放置していると、主要な臓器(脳、心臓など)、全身の臓器にも大きな負担をかけていきます。
動脈硬化はあらゆる循環器疾患の原因になるため、早期に適切な管理を受けましょう。
動脈硬化は血管の状態を調べて動脈硬化の進行度を検査します。
検査方法は全身の動脈エコー検査と血圧脈波検査の2種類があります。
エコー検査は、それぞれの動脈に超音波を当てて動脈壁の厚さやプラークの大きさ、動脈の狭窄度を調べます。
首や足の動脈が対象になります。
血圧脈波検査は、両上腕と両足首の血圧と脈波を測定する方法で、
上腕の血圧と足首の血圧を比較し、動脈が狭くなっていないか、詰まっていないかを調べます。
動脈硬化は加齢により進行していきます。
そのため進行を遅らせるための治療が大切です。
動物性蛋白質を多く含む食事を摂取する事でコレステロール値を高めてしまったり、塩分過多の生活をする事により、動脈硬化の発症・進行を早めてしまいます。
栄養バランスのよい食事・適切なカロリー摂取・アルコールの制限などの食事療法を行います。
年齢や体格・性別などに考慮し、患者様に合わせた運動メニューを提案します。
運動は続けることが大切になってくるため、無理のない続けられる運動を行いましょう。
食事療法や運動療法だけでは十分に効果が得られない場合や多くの動脈硬化疾患のリスクを有している方には薬物による治療を行います。
動脈硬化の進行を抑えるための重要な治療法です。
血管内に発生してしまったプラークは基本的に改善する事はなく、生活習慣の乱れや動脈硬化疾患のリスクを放置する事で更に進展していきます。
そのため動脈硬化を予防するために早期から生活習慣を見直すことが大切です。当院にお気軽にご相談ください。
動脈硬化を予防するためにはまずは生活習慣を整える事、動脈硬化疾患のリスクを管理する事が大切です。
また、喫煙をしているとタバコに含まれる有害物質が動脈硬化を促進させてしまいます。
喫煙は他にも呼吸器関連の疾患にも関与しているため禁煙する事が大事です。
肉の脂や動物脂などの高コレステロール食品の摂取を控えたり、魚を多く摂取します。
野菜やキノコ・豆類などの食物繊維の多い食材を意識的に摂取したりするようにしましょう。
お菓子やジュースなどの人口の食品添加物を多く含むものばかり摂取する事や、アルコールの飲み過ぎも注意しましょう。
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